真下ジャナイヨ
犯罪交渉人峰岸英太郎(5)を読了。
最終巻だったんで感想とか紹介とか。 第一巻が出たのが2001年の12月。 第五巻が出たのが2006年の1月。 わりと一冊出るのに時間のかかる漫画でした。 何でかといえば、雑誌が雑誌だから。 連載していた雑誌は別冊ヤングマガジン。 私の記憶に間違いがなければ、隔週で出てる雑誌だったはず。 微妙な発行部数の雑誌でひっそりと連載されてた漫画なので知ってる人も少ないはず。 「知っているぞ!そう、確か作者は紀伊孝とか言ったな!! 変な名前だっただからよく覚えて いるぞ」 とかいう素敵な人はひっそりとコメントしてくれればひっそりと嬉しがります。ひっそりと。 内容としては、主人公峰岸英太郎が犯人と交渉する話。 いや、まんまだけどまんまなんですよ。 ただ、タイトルの似ている映画「交渉人 真下正義」とは違ってちゃんと交渉します。 あんなぬるい映画とは同じようには括って欲しくないクオリティーですよ。 しっかりと犯人と交渉人との心理状態が描かれているし、 どの発言がどういったことを狙っての物なのかもわかりやすい。 「ネゴシエーター」という職業をしっかりと描写できていると思われる。 ただ、絵に少々癖があるかもしれない。表紙を水彩?で書いたりするので、その辺はご愛嬌。 癖といったって上に書いた「知っている~」の元ネタほどじゃないからキニスルナ。荒木先生は偉大です。 個人的にはわりと好きな漫画だったので、完結したのは残念でもあり嬉しくも思う。 変に続けてグダグダになるより、こういった終わり方のほうが好ましかった。 冊数が少ないので興味を持った人は買ってみることをおススメするが、 大きめの本屋に行かないと無い可能性が高いあたり、損している気がしてならない。
by nemuru-noracat
| 2006-04-07 00:16
| 書籍関連
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